あーしゃん
あーしゃん
「ばあちゃん」と、うまく言えなくて、「あーしゃん」になったらしい(笑)。
以来40歳を過ぎてもずっとこのまま。
母方の初孫だったので、
弟も、いとこも、親戚巻き込んで「あーしゃん」になってしまった。
両親共働きだったので、ほぼ一日預かってもらい、
そこから通える学校に通い、仕事が終わった父か母に迎えられ家に帰る、といった生活を中学卒業までしていたので、
勉強も、遊びも、何でも「あーしゃん」でした。
毎日、ひらがなの書きとり。
面倒くさかったけど、おかげで今は恥ずかしくない字が書けてるなぁ。
ジグソーパズルも、絵も。虫捕りも。
何でも。
思春期。
恥ずかしいから外で会っても話しかけないで。
30歳過ぎて、やっと謝れた。
大好きな、大好きな、「あーしゃん」。
妻の誕生日に、天国へ旅立ちました。
コロナのせいで医療従事者である私は年明けから会うのを遠慮していました。
だから、ずっと会えないままお別れとなりました。
とっても悔しいです。
また会いたいです。
きっと、死ぬまで忘れません。
大好きな笑顔を。
あなたに負けないくらい、家族を大切に、誠実に、生きていきます。
空の上から、見守っていてください。
大好きだよ。ありがとう。